わきがは、体臭の中でも、自分では感じにくい反面、周りにいる人には、強烈に臭うといった事が多く、わきがで悩んでいる人も多いと思います。
わきが対策の一つとして、わきがを予防しましょう。
わきがの原因としては、汗が大部分を占めますが、汗の中でもアポクリン汗腺から出る汗が、わきがの大きな原因となります。
他にも汗とは違いますが、皮脂腺から分泌される油脂成分の量が多いと、雑菌が繁殖し易くなるので、ポクリン汗腺から出た汗に雑菌が繁殖して、臭いが強くなる原因となります。
ワキガにも個人差があり、臭いの程度も異なります。
比較的軽度の、そんなに酷くない臭いのワキガであれば、ワキガ予防も制汗剤を使ったり、わきの下をいつも清潔に保つようにと言った程度のケアでも有効です。
しかし、他人から指摘されるほどのワキガであれば、わきが予防も、食生活を見直したりと言った事が必要になります。
ワキガは動物性脂肪の摂取量が多いと、においも強烈になりがちです。
動物性脂肪を多く摂取すると、油脂成分の分泌が増えてしまうため、アポクリン汗腺とエクリン汗腺を発達させ、わきがの臭いと、汗の臭いを強くしてしまうからです。
また、タンパク質を過剰摂取すると、多汗の原因になり、やはりワキガの臭いが強くなる原因となります。
この様に、毎日の食事内容は、わきが予防にとって大切です。
動物性脂肪である肉類や、乳製品の摂取量を少なめにして糖分と塩分を控えめにするようにしましょう。
また、脂肪の摂取は、植物性脂肪を使うようにすれば、わきが予防には効果的です。
食品には、酸性食品とアルカリ性食品がありますが、食事でわきがを予防する場合は、食のバランスは当然大切ですが、全体的に、アルカリ食品を多くしたメニューを作れば良いでしょう。
緑黄色野菜や海藻類、果物、雑穀類などの植物性脂肪分などを多めにすると、わきがの予防のためのメニューとしてはバッチリです。
逆に高タンパク、高脂肪の酸性食品。肉類や卵、インスタント食品等が多い食事や、味付けが濃い食事、偏食(好き嫌いが激しい)、早食い、過食などは、ワキガを進行させるので、注意が必要です。
また、たばこやお酒などの嗜好品も、わきが予防上は、影響を及ぼします。
禁煙と禁酒が、わきが予防にはプラスになります。
わきがの予防には、この様な日々の食習慣や、嗜好品などを我慢する事が必要です。
また、腋毛のケアも、有効なわきが予防の一つです。
特にわきの下は、汗もかきやすく、雑菌が繁殖しやすい環境になっているので、腋毛がワキガを進行させる事も多いです。
常に清潔を心がけましょう。
他にも汗のケアもわきが予防に大切です。
こまめに汗を拭いたり、シャワーを使ったりして清潔にしましょう。
また、日中は使い捨ての除菌シートなどで、こまめに汗やわきの下をふき取り、雑菌が繁殖しないようにする事が大切です。
アポクリン汗腺から分泌された汗が、細菌に分解されて、においを放つまで、約2時間と言われますので、こまめに汗をふき取るクセをつけましょう。
また、乾燥肌や吸湿性の低い下着を着用していると、臭いが出やすくなります。
この様なこまめなケアも、ワキガ予防には大切です。
わきがの対策で一番大切なことは、1人で悩まず、医師に相談する事です。
わきがが進行していると、自分で行うケアでは、どうしても限界があります。
わきがは立派な病気です。
早期に専門医に相談して、わきが治療や、わきがの手術を受ける事は、有効なわきが対策と言えます。
わきがの治療以外に、大切なワキガ対策としては、わきがを予防する事です。
ワキガ予防と言う観点から見た、わきが対策としては、下記の通りです。
わきが対策1:ワキを清潔に保つ
わきがの予防には、ワキを清潔に保つ事が大切です。
汗をかいたらなるべく速やかに拭取り、その場所を、制汗剤などで清潔に保つようにしましょう。
また、入浴時のケアも、ワキガを予防して行くためには必要です。
入浴時に、わきの下や周辺を、薬用石鹸等で丁寧に洗うことが重要です。
わきが対策2:高カロリー食を食べない。
動物性脂肪や動物性タンパクの多い、肉料理などの高カロリー食はワキガを強くします。
動物性タンパクや脂肪の多い、肉類や乳製品などの、高カロリー食を食べ過ぎないようにしましょう。
低脂肪で、植物性たんぱく質が多いメニューが、わきが対策の食事としてはお奨めです。
わきが対策&ワキガ予防から言えば、洋食より和食です。
わきが対策3:セルフケア商品の活用
わきが対策には、引き締め、縮める作用(吸れん作用と言います)と抗菌作用を持つケア製品が有効です。
通常デオドラントクリームに、これらの働きを持つ製品が多いですが、その中でも、ミョウバン入りのものが、効果が高いので、わきが対策とわきが予防には最適です。
わきが対策4:ストレス軽減
ストレスを溜め込まないように、発散する事も有効なワキガ対策です。
ストレスなどの精神的な緊張や、興奮状態にあると、アポクリン汗腺から、汗が分泌されやすくなる為、ストレスを受けやすい人は、ワキの下の臭いが、強くなる場合が多いです。
わきがの予防や、ワキガ対策には、出来るだけストレスを溜め込まないように発散して下さい。
ストレスは適度な有酸素運動や、天気の良い日の散歩、半身浴でゆっくり入浴を楽しむ、などの行為でも、発散する事が可能です。
わきが対策5:体臭に対する意識を変える。
体臭は気になりだすと、限りなく気になります。
然し、気にならない人には、全く気になりません。臭いがひどく無いのに、酷い臭いがすると、思い込んでしまう場合があります。
この状態が酷いと、自臭症と言う病気になります。
この様な事にならない様に、余りにおいを気にしないようにする事が必要です。
人間の感覚は、意識一つで変わります。病は気からと言う格言があるように、自分の意識や思い込みで、症状(臭い)が変わる事も多いです。
完璧を求めず、これくらいは大した事は無いと思うだけで、臭いが気にならなくなります。
この方法は、自己認知療法と言う方法で、臭いが実際に少なくなったりする場合もあるそうです。
それでも気になる場合は、専門医に相談すると良いでしょう。
以上簡単ではありますが、わきがの対策と、わきが予防に関する情報をご紹介しました。
また、ワキガ対策には、ワキガの原因を理解する事も必要です。