EDの定義に関する情報をご紹介します。
EDと言う言葉は、比較的新しい言葉で、EDを表す状態の事を以前は、インポ等と言う言葉で表していました。
然し現在は、勃起不全である状態を、きちんとした病気であると言う認識の元にEDと言う名称が、広く使われ普及しています。
EDをきちんと病気として捉える為には、病気に対する定義が必要になります。
そしてEDと言う病気にも、EDの定義があります。
EDの定義は、アメリカの国立衛生研究所で、EDは病気であると言う事を立証する為の根拠の一つとして、EDの定義を規定しています。
アメリカ国立衛生研究所によると、EDとは「陰茎の勃起の発現あるいは、維持できないために、満足に性交を行うことのできない状態」と言う事で定義しています。
要するにペニスが勃たなかったり、勃起したとしても、いわゆる中折れをする状態を、EDとすると言う事です。
これらに加えて、日本性機能学会では、性交できるチャンスのうち、75%で失敗するとEDと認定されます。
この様なEDの定義が、何故必要かとすると、EDと言う病気は、ある意味で、バカにされたりして、男性の根本的なプライドを傷つける可能性があるからです。
EDをきちんと定義して置く事により、EDを差別したり、軽蔑したりすることが、間違っていると言う事が分かります。
EDは男性の根源に関わる問題でもありますので、きちんと理解してしっかりと治療する事が大切です。
EDの定義の設定にしても、インポと言う名称を使わなくなっている事も、EDは恥ずかしい事ではなく、きちんとした治療が必要な病気であり、治療をする事により改善する病気ですよと言う事を、広く知らしめる為のものです。
インポテンツ(インポの正式名称)と言う言葉の意味は、性的不能と言う事になります。然し勃起不全(ED)は改善する病気です。
決して永久的に性的に不能と言う訳ではありません。
然し、インポの持つ意味である、性的不能と言う言葉では、生物の一番根本的な部分の、全否定という風に受け取られかねず、最終的に、差別につながるという懸念があり、EDと言う名称が生まれて、広く普及したとされています。
インポに対してEDは、Erectile Dysfunctionと言う言葉の略で、「性機能障害」と言う意味になります。
機能障害であれば、病気で苦しんでいる人で、回復に向けて努力している人と言う事になり、人格の否定には繋がりませんし、差別とも無縁と言えます。
何故、この様にEDの定義や名称にこだわるかと言うと、EDは決して恥ずかしい病気でもなく、多くの方が発症する可能性があり、きちんと対処する事により、改善する病気ですから、EDになっても、一人で悩んだりしないで、専門医に相談して、治療をしましょうと言う事を出来るだけ多くの方に、理解していただく必要があるからです。
一度勃起不全になると、場合によっては、自信を喪失してしまい精神疾患を発症したり、夫婦生活が悪影響を受けて、家庭が崩壊してしまう事もあります。